脇の浦 はだか祭り
はだか祭りは脇の浦の海の男たちが豊漁と繁栄、航海の安全を祈って400年近く伝えてきた美しさと迫力にあふれる祭りです。
毎年1月10日の小雪舞う夜の海を明々と照らし出す大松明の炎にゆらぐ海中の男たちの力強い姿は一見の価値があります。
付近の簡保の宿に宿泊をして撮影旅行に来る近県の方もいらっしゃるそうで、祭りの浜は三脚で埋め尽くされます。
地図を表示

写真をクリックすると拡大されます。
焚き木が積まれ夜を待つ。

玉せせりの際に御座船から海中に投じられる金銀の玉。
お神酒として幾樽もの振る舞い酒が提供される。
一般の参観者も力石を奉納できる。

点火を待つ大松明

妙見神社
平安時代末期に中国から伝来
した北辰(北極星)信仰と結び
つき、北極星を道標とする海上
交通の守護神として祀られる
ようになった。

午後5時。蛭子神社で全員で潔斎、祭りが始まる。
浜で若潮を汲み妙見神社に奉納、
その後4km離れた小竹の白山神社に駆け上り参拝する。

男たちが白山神社から戻るのを待つ間
地区の子供が五平太ばやしを奉納。

浜に戻った男たちが海中に飛び込み蛭子神社に奉納する力石を採る。
採った石が大きいほど大漁や良縁に恵まれるといわれ、男たちは
石の大きさを競い、より深い水中を目指す。


樽神輿を海中でもみ、御座船から海中に投じられた金銀の玉を争う。

玉せせりの結果発表。

祭りを締めくくる花火。冬の海の澄んだ夜空を花火が彩る。